クリスマスなサウンドを作る

この記事は、eeic2022 Advent Calendar 2021、14日目の記事です。
13日目の記事はこちら

 

もうすぐクリスマス、ということで、クリスマスにぴったりなサウンドを作りました。それでは聴いてください。(ステレオ出力に対応したスピーカーで聴いてください)

※音量注意

 

クリスマスを感じられましたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスと関係性がないように感じると思いますが、実はこのサウンドはクリスマスツリーを表現しています。

 

クリスマスツリーを可視化する方法

準備するもの

まず、AUXケーブルをデバイスに刺し、デバイスから上の音声ファイルを再生します。次に、AUXケーブルの、デバイスに刺していない側のプラグの端子とオシロスコープを下のようにつなぎます。

プラグ端子 オシロスコープ
R CH1
L CH2
GND GND

RとLは逆でもOKです。なお、プラグ端子は3極の場合、根元から「GND、R、L」となっています。4極の場合は根元から「MIC、GND、R、L」のものと「GND、MIC、R、L」のものの2種類があります。大抵は前者です。

最後に、オシロスコープのCH1とCH2を同時表示させ、トリガやスケール、ポジションなどを適当に設定(して、顔を90度回転)すれば、クリスマスツリーが現れます!

 

f:id:rire_ihn:20211213224521p:plain

 

オシロスコープがまわりに無いという人は、波形を表示するソフトを使ってみてください。例えばこのサイトはブラウザ上で波形を表示できます。その場合、上のステレオ音声ファイルだとうまく表示できないことが多いので、下のR、L別々のモノラル音声ファイルを利用してください。

Rのみ ※音量注意

Lのみ ※音量注意

 

簡単な解説

この音のR、Lの波形が、下のようなクリスマスツリーの上半分、下半分の形の周期波形になっています。Rがツリーの上側、Lが下側です。

 

f:id:rire_ihn:20211213223354p:plain

 

Excelを使ってcsvファイルをつくり、それをPythonでnumpy array形式で読み取って、wavファイルに変換して作りました。

1周期分の波形データ(csvファイル)からwavファイルを作るプログラムを公開しています。

github.com

 

さいごに

部屋が狭くてツリーを置くことができなくても、この音を流していればクリスマスを感じることができますね!

 

この波形をフーリエ級数展開するときっといいことがあります。

 

2021/12/24追記

つづきの記事を書きました