クリスマスなサウンドを作る(2)

前回の続きです。

今回も前回に続きクリスマスなサウンドを作りました。それでは聴いてください。(今回もステレオ出力に対応したスピーカーで聴いてください)

 

※音量注意

 

 

 

今回もクリスマスツリーを表現しました。前回とは異なる方式で、より綺麗なツリーを表現しました。

 

クリスマスツリーを可視化する方法

前回とほとんど同じなので、前半は再掲です。

準備するもの

まず、AUXケーブルをデバイスに刺し、デバイスから上の音声ファイルを再生します。

ここから前回と少し異なります。次に、AUXケーブルの、デバイスに刺していない側のプラグの端子とオシロスコープを下のようにつなぎます。

プラグ端子 オシロスコープ
R X
L Y
GND GND

これは再掲ですが、プラグ端子は3極の場合、根元から「GND、R、L」となっています。4極の場合は根元から「MIC、GND、R、L」のものと「GND、MIC、R、L」のものの2種類があります。大抵は前者です。

最後に、オシロスコープをX-Y表示モードにし、スケールやポジションなどを適当に設定すれば、クリスマスツリーが現れます!

 

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簡単な解説

前回は横軸を時間にとりましたが、今回は横軸をR、縦軸をLにしました。これにより、表現力が向上しました。

今回もcsvファイルを作って、それをpythonでnumpy array形式で読み込み、wavファイルを出力という流れで作りました。また、今回はweb plot digitalizerを使ってcsvファイルを作りました。

1周期分の波形データ(csvファイル)からwavファイルを作るプログラムを公開しています。

github.com

 

さいごに

横軸を時間に取った前回の方式では、オシロスコープがなくても以前の記事で紹介したサイトで波形を表示できましたが、今回の方式では、オシロスコープなしで簡単にツリーを表示できるサイト、ソフトが見つかりませんでした。そういった理由からadvent calenderに登録するのは前回の記事の方式にしたという部分があります。

一部少し雑にプロットしてしまったので、あまり綺麗ではない部分がありますね、、、

 

ちなみに僕はオシロスコープ初心者なので、上の画像を撮影するためにオシロスコープに波形を入力しても画面になにも表示されず、数十分くらい試行錯誤してました。テスト同位相正弦波を入力しても何も表示されなくて(本来右肩あがりの直線が表示されるはず)、故障を疑っていたりもしていました。数十分後にようやく解決できて、原因は輝線の明るさ(INTENSITY)が低すぎることでした。時間軸表示モードでは十分明るかったので、その可能性を頭から排除してしまっていました。時間軸表示モードとX-Y表示モードで明るさを調整しなおさなければならなかったんですね。他に同じ理由で困っている人、もしくは将来困る人がいる可能性が0ではないので、一応書き残しておきます。